犬がごはんを隠す・埋める理由とは?飼い主との関係が原因?やめさせる方法について解説!

2022年10月13日

「家具の隙間やタオルの裏から、愛犬が隠したごはんが出てきた」 「愛犬が鼻で土を押すような仕草をしていたので、掘り起こしてみたらごはんが埋められていた」 飼い主さんの中にはそんな経験がある方がいらっしゃるかもしれません。 犬がごはんを隠す・埋めることにはリスクがあるため、飼い主さんはやめさせるように努力すべきです。 この記事では、犬がごはんを隠す・埋めることについて、理由ややめさせる方法について解説します。

犬はなぜごはんを隠す・埋めるのか?

愛犬がごはんを隠す・埋めるような行動をとるのには、理由があります。愛犬にごはんを隠す・埋めることをやめて欲しいなら、まずはその理由を理解しておくことが大切です。

実はほとんどの動物がごはんを隠す

実は、ごはんを隠すのは犬に限ったことではありません。例えば、ハムスターはごはんを口の中にある頬袋に入れて、自分の小屋に持っていって蓄えるという行動をとります。これはリスにもみられます。また、頬袋に入れることはしませんが、カラスやキツツキなどもごはんを巣に持ち帰る習性を持っています。ジャガーが獲物を木の上に持っていって吊るすのも同じです。これらの行動は「貯食行動」と呼ばれ、他の動物たちからごはんを守るために行われます。生存のためごはんを隠す行動をとる動物は、数多くいるのです。

犬がごはんを隠す訳とは

多くの動物がそうであるように、犬もごはんを他の動物たちから守るために隠そうとします。特に、ごはんを隠そうとするしぐさは多頭飼育をしている犬によくみられますが、これは他の犬にごはんを取られたくないからです。昔、犬は群れをつくって生活しており、自分の群れのリーダーには絶対服従をしていました。そのため、リーダーにごはんを取られても反発はしませんが、自分と同じ立場にある群れの構成犬にごはんを取られることは、とても嫌がりました。これは現在の多頭飼育でも同じで、一緒に飼われている犬たちを自分と同じ立場だと思っているため、ごはんを隠す・埋めるなどして取られないようにしているわけです。ここまでの解説を読んできて「うちの犬は1匹で飼っているのにごはんを隠すけど、なぜ?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。おっしゃる通り、犬の中には多頭飼育をしていないにも関わらず、ごはんを隠す・埋める子がいます。その理由について引き続き解説していきます。 ごはんの量が多すぎる 基本的には、犬は空腹のままもらったごはんを隠す・埋めることはしません。つまり、ごはんを隠したり埋めたりした場合は、ごはんの量が食べきれないほど多かったと考えられるわけです。ドッグフードはパッケージに記載されている量を守って与えてください。また、おやつはたまの楽しみとしてあげる程度にし、ごはんのさまたげにならないようにしましょう。

ごはんを隠すと衛生面で危険

犬がごはんを隠す・埋めることには衛生面でのリスクがあります。特に、湿度の高い梅雨時期や気温が高くなる夏には、隠したり埋めたりしたごはんが腐りやすくなります。場合によっては、虫がついたり悪臭を放って飼い主さんを困らせることにもなりかねません。また、そこまではいかない場合でも、空気に触れたまま放置されたごはんはどんどん酸化して品質が劣化していきます。万が一、愛犬がその酸化したごはんを口にすると、食中毒を起こす危険性があります。飼い主さんのためにも、愛犬のためにも、ごはんを隠す・埋める行動はやめさせるよう努力すべきです。

注意!しかってはいけない

ごはんを隠す・埋めるのをやめさせようと、ついつい愛犬を強くしかってしまう飼い主さんがいますが、それは有効な手段ではありません。ごはんを隠す・埋めるという行動は犬が昔群れで暮らしていたときの名残りであり、本能からくるものなので、なぜしかられているのかが犬にはわからないからです。意味もなくしかられたと思った犬は、ストレスによりさらにごはんを隠すようになったり、取られまいとして飼い主さんに反撃するようになることもあります。

ごはんを隠すのをやめさせる方法

ごはんを隠す・埋めるのをやめさせるのに有効な方法は、飼い主さん側で犬がごはんを隠さないで済む状態をつくることです。引き続き、犬がごはんを隠さないように飼い主さんができる工夫について紹介していきますので、参考にしてください。

ごはんは適量で

「ごはんの量が多すぎる」で解説した通り、犬がごはんを隠す・埋めるのは、ごはんが食べきれないほど多いときです。愛犬がごはんを食べている様子をよく観察し、一度に食べられる量を見極めましょう。食べるスピードが遅くなってきたり、鼻で食べ物をどかそうとする仕草がみられたら、お腹いっぱいのサインです。すぐにごはんを片付けてください。

おもちゃを使って気をそらす

犬がごはんをどこかに持っていこうとするところを発見したら、お気に入りのおもちゃや新しいおもちゃで気をひいてみましょう。飼い主さんのところにやってきたら、ごはんを渡させ、代わりにおもちゃをあげます。そのとき一緒にたくさん褒めてあげてください。こうすることで、犬は「隠すものを飼い主さんに渡すといいことがある。」と覚え、次第に隠す行動をしなくなります。

愛犬に優しい無添加フードならペットフード工房

ごはんを隠す・埋めるのをやめさせるためには、愛犬が美味しく食べられるフードをあげることも大切です。味が良くないと、だらだらと食べるうちにお腹がいっぱいになって、残ったぶんを隠してしまうかもしれません。食べ残しが気になるグルメな愛犬には、ドッグフード工房の「できたて定期便」でフードを買ってあげてはいかがでしょうか。つくりたての新鮮なフードが届きますよ。 通常購入時の最大14.5%OFFとお得に買えるのも嬉しいポイントです。商品の変更・お休み・解約も可能なので、ぜひ試してみてくださいね。引き続き、ドッグフード工房のおすすめ商品を紹介します。

・馬肉・鶏肉・鹿肉 主原料:馬肉・鶏肉・鹿肉 馬肉・鶏肉・鹿肉を主原料に使ったフードのセット。犬の中には好みでない味のフードをあげると、隠す・ひっくり返す・ばらまくなどの問題行動を起こす子もいます。愛犬に問題行動を起こさせないためにも、色々な味を試せるセットはおすすめです。
【セット商品ページ】

・馬肉 主原料:馬肉 馬肉を主原料に使ったフード。低カロリーで、ミネラル・食物繊維・グリコーゲン(鉄分の源)が豊富に含まれたヘルシーな商品です。馬肉は一般的なドッグフードに使われることが少ないので、普段のごはんに飽きてしまった愛犬にもおすすめです。
【馬肉の商品ページ】



・野菜畑 主原料:鶏肉 食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富な野菜を使ったフード。ヘルシーなので、シニア犬や、小食気味でごはんを食べ切れずに隠してしまう愛犬にもおすすめです。
【野菜畑の商品ページ】

まとめ

犬がごはんを隠す・埋めるのは本能によるものです。しかし、そのまま放置していると隠したごはんが腐って、愛犬にも飼い主さんにも困った事態になってしまいます。ごはんの量を調整する・おもちゃで気をそらすなど、飼い主さん側で工夫をして、愛犬にごはんを隠させないようにしていきましょう。また、1匹で飼っている犬がごはんを隠す場合は、飼い主さんとの関係性を見直す必要もあります。犬は大事な家族の一員ですが、家族は他の家族のごはんを取ったりしません。大事だからこそ、ただ可愛がるだけでなくしっかりとしつけもしていきましょう。

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