【獣医師監修】子犬に与える餌の量ってどのくらい?1日の回数や計算方法について解説

2022年7月15日

子犬の成長に良質な食事は欠かせません。 ですが、子犬は成犬とは食事の回数や必要な栄養素の量が異なってきます。 今回の記事では、子犬の成長段階ごとの食事の回数が1日何回必要なのか、必要なエネルギーはどのぐらいなのか求める計算方法、子犬に必要な栄養素などをご紹介していきます。 愛犬の成長に役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

子犬は成長段階によって食事回数が変わる

子犬が成長するのに欠かせないのが食事です。犬の成長に欠かせない栄養素をバランス良く摂取できるように、飼い主は愛犬の食事に気を使わなければなりません。子犬は成長段階で食事の回数が異なってきます。また、犬は犬種によって体格差もかなりあり、大型犬は小型犬に比べ成長のスピードが遅いといわれています。小型犬や中型犬が生後6ヶ月〜12ヶ月ほどで青年期(成犬)に入るのに対し、大型犬や超大型犬は生後12ヶ月〜2年ほどでようやく青年期(成犬)になる犬種もいます。小型犬〜超大型犬で、同じ月齢でも食事回数が変わってきます。以下で成長段階での食事の回数を詳しくご紹介します。

新生子期(生後21日ごろまで)

この時期に子犬を順調に発育させるためには母犬の母乳を十分飲ませるのが好ましいです。授乳は全て母犬が主導で行います。出産後すぐの初乳には抗体が含まれているので、子犬の健康にとても大切なものです。基本的には母犬に育児を任せますが、母乳の出が悪かったり、育児放棄をしていたりする場合は、飼い主の人工哺乳が必要となります。犬に牛乳を与えると消化不良を起こし下痢をしてしまうため栄養不足になってしまいますので、必ず犬用のミルクを与えるようにしてください。

幼年期(生後21日〜90日)

乳歯が生えはじめ、目が見えるようになってきた頃から、離乳食も食べ始めるようになります。離乳食には子犬の発育に必要なビタミン、ミネラル、カルシウム、動物性たんぱく質などが含まれたものを選びましょう。また、消化がしやすいようペースト状にして与えます。まだ胃が小さいので1回の食事の量を少なくし、数回に分けて与えるようにしましょう。回数は便の様子を見て調節しますが、具体的な目安としては1日4回ほどに分けて与えるようにしてください。

少年期(生後90日〜6ヶ月)

体力も骨格もしっかりしてくる頃です。乳歯が抜けはじめ、永久歯に生え変わってきますので、離乳食からドライフードに徐々に切り替えていきます。食事を与える回数は、1日3回を目安に与えるようにしましょう。

青年期(生後6ヶ月〜2年)

大人の犬と同じぐらいの体格まで成長し、成犬と呼ばれる大きさになります。食事の回数は1日2回を目安にしましょう。1日1回の場合、一気に食べてしまい吐き戻しの原因になったり、空腹時間が長くなってしまったりするため、2回を定着させてあげるようにしてください。犬は食べられる時に食べられるだけ食べる習性があるので、食事の回数制限をして肥満に注意するようにしてください。また、遊び食いをさせないために、食事の時間は1回につき長くても15分程度とし、食事中は犬が食事に集中させるようにしてあげてください。食事の管理は飼い主のするべき犬の健康管理のひとつですので、きちんと行うようにしましょう。

ごはんの与え方が適切でないとどうなる?

子犬の場合、消化器官が未発達なため、一度に多くのごはんを与えてしまうと消化が追いつかずに消化不良を起こしてしまいます。犬それぞれで成長のペースは異なりますので、月齢の目安の食事の回数でごはんを与えていたとしても、便のチェックは欠かさないようにしてください。もし軟便であれば消化不良を起こしているかもしれないので、1度の食事の量を減らし、様子を見るようにしましょう。
また、子犬の時期は体の成長に多くのエネルギーが必要となります。この時期に十分なごはんの量を与えていないと体の成長が未発達になってしまう可能性も。成長期である子犬のうちはあまり肥満のことを気にする必要はありません。ブリーダーによっては子犬が消化をきちんとできる量なら犬が食べたいだけごはんを与える方針の方もいます。また、食事の量が不十分で子犬が痩せてしまうと免疫力が落ちてしまいます。免疫力が落ちるということは、感染症などの病気にかかりやすくなってしまうということです。さらに、食事の量が少ないことがストレスに繋がり、問題行動を起こしたり食欲不振になったりしてしまうことも。成長し、体重が増えるということは、1日に必要な摂取カロリーも増えていくということです。
最初の頃に与えていた食事の量と同じ量を与え続けていたら、飼い主自身は子犬に対して食事制限などしていないつもりでも、子犬はぐんぐん成長していくことから、気づいたら食事量が足らずに痩せてしまっていた…ということもあります。子犬の体重を計りながら、必要なカロリー分の食事を与えるようにしてあげてください。

子犬の場合

子犬は成長のために多くのエネルギーを必要とするため、脂肪の必要量は、成犬・維持期に比べて約1.5倍高いとされています。リノール酸に関しても、約1.2倍多い 325mg/100kcalと定められています。ダイエットなどを理由にこの時期に脂質を制限してしまうと、必須脂肪酸の不足により、骨が変形してしまう可能性も。子犬期に摂取した栄養成分は、犬の一生に関わってきますので、充分な栄養をとらせるように心がけましょう。

子犬に必要な栄養素

子犬が健康な成犬へと成長していくためには、成長期に子犬の成長に必要な栄養素をしっかりと摂取する必要があります。具体的な栄養素を下記でご紹介していきますので、参考にしてください。

たんぱく質

たんぱく質は、筋肉や皮膚、被毛、骨、血管や臓器など、体を構成する元となる栄養素です。さらに、酵素や抗体、ホルモンなど、体内でさまざまに機能する成分となる働きをもっています。健康な犬に成長するためには、豊富なたんぱく質が必要不可欠です。

DHA

DHAは脳や網膜で最も多い脂肪酸として知られ、子犬の脳や神経系の発達は、母犬のお腹の中の頃だけでなく、生後数週齢にわたり成長が続くので、体が発達する時期に母乳や食物からDHAを十分に摂取する必要があります。

ミネラル類

ミネラルは骨などの体を構成し、神経情報を伝達するなど、体内で重要な役割を担っています。体内には体重の3%ほどのミネラルが存在していると言われており、骨や歯を形成するカルシウムとリン、骨の発達や神経興奮の抑制をするマグネシウム、ヘモグロビンを構成する鉄、消化酵素の働きを活性化する亜鉛、体液の浸透圧をコントロールするナトリウムと塩素など、さまざまな種類や働きがあります。ミネラルは動物にとって必須の栄養素で、不足した場合、エネルギー不足よりも早く死に至ります。

ビタミン類

ビタミンは生理機能の維持や体の機能を円滑に働かせるために欠かせない栄養素です。種類によっては体内では生成されないので、食事から摂取する必要があります。不足すると欠乏症が生じてしまい、最悪の場合は死に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。 ビタミンA 目と皮膚の健康に欠かせない栄養素です。 ビタミンD カルシウムとリンの吸収を促進します。骨の成長をサポートするので、成長期には特に欠かせません。 ビタミンE 生体内を抗酸化し、子犬の抵抗力を維持するサポートをします。健康的な成長や長生きに必要なビタミンです。

子犬のごはんをふやかすにはどうすればいい?

子犬が三ヶ月ごろの、まだ乳歯のままで離乳食を食べている頃は、ごはんをふやかして与えるのがおすすめです。ドッグフードをふやかすときはお湯を使用しますが、熱湯は使用しないようにしましょう。子犬がやけどしてしまうのはもちろん、熱で壊れてしまう栄養素もあるためです。 ≪ふやかし方≫ 60℃以下のお湯や白湯などでふやかして与える方法です。フードが浸るほどお湯を入れて5~20分ほどおいてください。(硬さはお好みで) また、毎回一食分ずつふやかすようにしてください。作り置きはできないので注意しましょう。永久歯が生えてきたら、だんだん水の量を減らし、徐々に硬いフードに慣れさせていってください。

まとめ

今回は、子犬の食事の回数や計算方法、子犬に必要な栄養素などについてご紹介してきました。子犬の健やかな成長には良質な食材を使用した、栄養豊富な無添加で安心な食事が欠かせません。 ドッグフード工房では選び抜いた人間用の新鮮で安全な天然食材を、独自の生づくり製法で作った無添加のドッグフードをご家庭に直送しています。愛犬のご飯選びにぜひ参考にしてみてください。
ドッグフード工房公式サイト

この記事をあなたと愛犬の楽しい毎日のサポートに役立てていただければ幸いです。

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