犬の噛み癖の理由・原因と噛み癖を直すためのしつけ方法を解説

2025年5月16日

犬にとって「噛む」という行動そのものはごく自然なことです。

しかし、人間社会で楽しく生活してもらうためにはむやみやたらに噛んでしまっては犬自身も、そして飼主さんも困ってしまいます。犬の噛み癖を改善するためには、まず原因を突き止めることが大切です。

そこで今回は、犬の噛み癖の理由や原因、しつけ方法について解説していきます。 本記事の内容を参考に、正しいしつけ方法について、知識を深めていただけたらと思います。

犬の噛み癖が引き起こすトラブルとは

犬の噛み癖を直さずに放置していると、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。噛むことによって起きるトラブルについて解説していきます。

怪我をさせてしまう可能性がある

噛み癖がついていると、飼い主を傷つけてしまう可能性があります。また、来客時や散歩のときなど、周囲の人や他の犬に怪我をさせてしまう恐れも。
他の人や犬を傷つけてしまうと、過失傷害罪や器物破損罪に問われる可能性もあり、大きなトラブルに発展してしまいます。

家具や物を傷つけてしまう

噛み癖がある犬は、物や家具でもお構いなしに噛みついてしまいます。噛み癖のある犬を留守番させる際には、あらかじめ噛まれては困るものを片付けたり、ゲージにいれてから、外出する必要があります。

診察やトリミングが困難になる

診察やトリミングの際にも、噛み癖がある犬は怪我をさせてしまう恐れがあります。 診察を受ける際には、犬を押さえておく必要があるため、落ち着いた状況で診察することが難しくなるでしょう。
また、噛み癖がひどい犬は、トリミングを断られてしまうことも。自分でカットしたり、ケアしたりするのは大変手間がかかるため、早めに噛み癖は改善しておきたいものです。

犬が噛む理由とは

噛み癖がついてしまう原因は、それぞれの犬の生活環境や性格で異なってきます。犬が噛む理由について解説していきます。

恐怖心

犬の噛む行為は、防衛反応による可能性があります。見知らぬ人に突然触られたり、触る際の力加減が強すぎたりすると犬にとっては、いきなり攻撃をされた…と感じてしまい、身を守るため反射的に噛みついてしまうことがあります。
犬は、話すことでコミュニケーションがとれないため、噛みつくことが意志を伝える手段の1つになっているといえるでしょう。

口の中がむずがゆい

犬は、生後6〜7ヶ月ごろに歯が生え変わります。人間の赤ちゃんも、歯が生えてくる際に、口の中がむずむずするため、おしゃぶりやおもちゃを噛むことがあります。
犬も同様、歯の生え変わりの際にはむず痒さを感じているのです。この歯の違和感を解消するために、物や人の手を噛んでしまうことがあります。

本能的なもの

犬にとって噛むことは自然な行為です。犬は人間のように、手を器用に使うことができません。合わせて、言葉も発することができないため、手や言葉の代わりに、口で物を運んだり、時には噛んだりして意志を伝える必要があります。 特にしつけができていない子犬のうちは、本能的に噛んでしまうことが多いでしょう。

ストレス

ストレスを感じていると、噛む行為を繰り返してしまうことがあります。引っ越しなどで新しい環境に慣れていない、留守番ばかりで寂しい思いをしているときなどに、犬はストレスを感じます。
また、どこかに痛みがあるなど体の不調もストレスの原因の1つとなります。 ストレスを解消するために、噛む行為に出る場合があるのです。
普段は噛まないのに、急に噛むようになった場合には、ストレスの可能性があります。 環境の変化によるものなのか、体調が悪いのか…普段から愛犬の様子を良く見ることが大切です。

甘えている

犬は、甘えている場合にも噛んでしまう場合があります。犬同士で遊ぶ際に、かみ合って遊ぶため、飼い主にも同じ行為をしてしまうのです。
甘えていても噛んではいけないことを伝えるためには、子犬のうちから繰り返し、根気よくしつけをしながら伝えていかなければなりません。

犬の噛み癖を直す効果的なしつけ方法

犬の噛み癖は自然に直ることはありません。飼い主のあなたが、根気よくしつけていく必要があります。
次に、犬の噛み癖の効果的な直し方について解説していきます。

原因をつきとめ解消する

犬がどんな時に噛んでしまうのかよく観察するようにしましょう。原因をつきとめ、その原因に応じて、環境を変えたり、ストレスを解消してあげることで、噛む行為が減る可能性があります。
子犬のうちは無条件にいきなり噛むことも少なくありません。できるだけ、噛みやすいものはそばに置かないようにし、噛ませない環境を作ることが大切です。

冷静に静かな声で怒る

噛むことがいけないことを伝える際には静かな声で伝えるようにしましょう。急に大きな声を出してしまうと、恐怖心が大きくなってしまい、余計に噛みつくようになってしまう可能性があるためです。
噛むことがいけない事を伝える際には、普段よりも低い声で、犬の目を見ながら静かに伝えると効果的です。 犬が混乱しないよう家族全員共通した言葉で伝えるようにしましょう。

噛んでも良いおもちゃを渡す

噛んでも良いおもちゃを渡してあげることで、犬の噛みたい欲求を満たしてあげられるでしょう。
ペットショップなどに行くと様々な犬用のグッズが売られています。 ロープ状のおもちゃは耐久性にも優れ、飼い主と引っ張りあうことで、一緒に遊ぶこともできます。投げて取りに行かせることで、運動不足の解消にもなり、ストレス発散につながるでしょう。

やってはいけないしつけ方法

しつけは、正しく行わないと、効果がないばかりでなく、信頼関係を失ってしまう可能性もあります。 次に、やってはいけないしつけ方法について解説します。

怒ったり叩いたりしない

しつけは感情的に行うものではありません。怒ったり、叩いたりしてしまうと、犬が人間に対して恐怖心を抱くようになり、さらに噛み癖がひどくなる可能性があります。 しつけをする際には、毅然とした態度で冷静に噛むことがいけないことを伝えると良いでしょう。

甘やかす

愛犬が可愛いからといって甘やかしていると、噛み癖は一向に直らないでしょう。犬に噛むことがいけないと理解させるには、思っている以上に根気が必要です。
飼い主が、注意することを怠っていると、犬は次第に従わなくなるでしょう。飼い主は、徹底して噛むことが悪いということを伝え続けなければならないのです。

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まとめ

今回は、犬の噛み癖について解説してまいりました。 犬の噛み癖は、他の人や犬を傷つけてしまうこともあり、大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
可能であれば、子犬のうちに噛み癖を直せるようにしつけることが望ましいです。 この記事の内容をもとに、正しくしつけを行い、あなたの愛犬の噛み癖が少しでも改善するよう祈っております。


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